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顔が復元された弥生人=2025年2月20日午後3時52分、糸島市前原西1丁目、松本江里加撮影
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 福岡県糸島市は、弥生時代の墓から出土した2500年以上前の人骨から顔を再現した男性の像を公開した。弥生人は「のっぺり顔」が特徴とされるが、復元されたのは目鼻立ちがくっきりした顔で、縄文人からの移り変わりを示すとしている。復顔像は市内の志摩歴史資料館で21日から一般公開されている。

 人骨は、弥生時代の初めに朝鮮からもたらされたとされる「支石墓」が50基以上見つかっている新町支石墓(しんまちしせきぼ)群から1986年に発掘された。市文化課が遺跡の整備や活用を目的に九州大学などとの共同研究で2022年度から人骨を改めて計測するなどし、生前の顔立ちを調べた。

 顔が復元された男性は頭蓋骨…

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